文部科学省 「高等教育の修学支援新制度」 対象校/文部科学大臣認定 「職業実践専門課程」 設置校/厚生労働大臣指定養成施設

災害時のかんたんレシピ「まぜ麺&いかめし」

HFM『GOOD JOG+』(7/24放送)で紹介の災害時のかんたんレシピです。

<災害時のかんたんレシピ「まぜ麺&いかめし」レシピの栄養面について>
今回のレシピはエネルギー源となる炭水化物、脂質、たんぱく質を多く含んでいます。これだけを食べても1食分に近いエネルギーを得ることができます。ただし非常時が続くようであれば、ビタミンやミネラルが不足しますので、野菜・海藻などをプラスするとよいでしょう。乾物を常備しておくと、簡単に調理することができます。また非常時ということで、野菜を生で使用していますが、電気やガスが使用できる場合は食中毒予防のため、加熱をして食べることをおすすめします。

まぜ麺の材料(2人分)

インスタント袋麺1個
200ml
缶詰(肉、魚類ならOK)1個100g程度
梅干し2個
レタスなどの野菜適量
塩、コショウ各適量

まぜ麺の作り方

  1. インスタント麺をビニール袋に入れ、水200mlを入れて30分ひたす。
  2. 缶詰の汁気を軽く取り除き、1に入れる。塩、コショウで味付けする。
  3. ちぎったレタスなどの野菜、梅干しを2に入れ、袋のまま混ぜて完成。

いかめしの材料(4人分)

さきいか1/2パック(15g~20g程度)
2合
インスタント袋麺の粉末スープ1パック

いかめしの作り方

  1. 米を洗い、炊く分量の水にインスタント袋麺の粉末スープを混ぜる。
  2. さきいかを短くちぎり、1に入れて炊飯する。

熱中症の予防「経口補水液」

暑いので、家の中にいても熱中症になります。のどの渇きを感じる前に、こまめに水分を補給しましょう。汗をかいた時は、水分だけではなくミネラルも失われていますので、ミネラルも補給しましょう。スポーツドリンクや経口補水液などを準備しておくか、ない場合は作ることもできます。

材料と作り方

500ml
砂糖20g
1.5g
(レモン汁)(少々)

水に砂糖、塩、(レモン汁)を加えて、経口補水液を作ります。この分量で作るとかなり塩味を感じます。手作りの場合は市販のものと比べてカリウムが含まれていません。飲みやすく、そしてカリウムを補給するためにグレープフルーツなどの果汁を加えるのもいいでしょう。手作りのため、早め(当日)に飲みましょう。

食中毒予防の3原則「菌をつけない・増やさない・やっつける」

非常時は生きるために食べることを優先しなければいけませんが、電気とガスが使用できるのであれば、できるだけ加熱をして食べましょう。夏は暑さで抵抗力が低下しているうえ、細菌性食中毒が多く起こりやすい時期です。予防の3原則をしっかり守ってほしいものです。
断水中の場合は特に「菌をつけない」が難しい状況になります。手洗いや器具の洗浄消毒に気をつけましょう。「菌を増やさない」ためには、迅速な調理や作ったものは早めに食べる、残ったものは常温で放置しないようにしましょう。
最後に「やっつける」ですが、加熱は食中毒菌をやっつける有効手段となります。75℃で1分以上もしくは同等以上の加熱をしましょう。(ウイルス性の場合は異なる)

衛生を配慮した調理例・工夫

・ラップおにぎり(素手で握らない)
・電子レンジでの加熱料理(洗いものを減らす)
・オーブントースターでの調理
・煮る、ゆでるなどの調理(油を使う炒め物、揚げ物より洗浄しやすい)
・カット野菜やカットした肉・魚を使用(洗いものを減らす、食中毒予防)
・肉や魚などを切る場合、調理バサミや使い捨てできる牛乳パックの空き容器を開いて使う。
・生の肉などを触る場合、ラップやビニール袋の上から触る(手にビニール袋をして手首に輪ゴムをして固定)
・切り物は要注意。2次汚染を避けるため、手や器具はしっかりと洗い、器具は熱湯消毒をする。
・汚れはティッシュなどでふき取り、洗剤で洗う。最後にきれいな水で流す。
・加熱殺菌をする(食器乾燥機・熱湯消毒)

災害に備えておきたい常備品

調理バサミ、ウェットティッシュ、ラップ、アルミホイル、紙皿、割りばし、ビニール袋、輪ゴム、米、乾麺、レトルト食品、缶詰、乾物、飲み物など。